JP EN
会社概要 部門紹介 リクルート お知らせ サイトマップ お問い合わせ

3次元地中レーダによる路面下空洞調査

Subsurface Cavity Survey using GMS3

近年、全国各地で道路の陥没事故が相次いでおり、その多くは老朽化した排水管の破損や地下構造物の劣化が原因とされています。今後も埋設インフラの老朽化がさらに進むことで、こうした事故の増加が懸念されています。

この深刻な課題に対して、当社では、高性能な地中レーダを搭載した『路面下空洞探査車(GMS3)』を活用し、道路下に形成された空洞を非破壊かつ高精度に検知することで、陥没事故の未然防止に取り組んでおります。

GMS3による調査により、目視では把握できない地中に潜むリスクを「見える化」し、安全・安心な道路インフラの維持管理を支援します。

  • GMS3(地中レーダ3次元モバイルマッピングシステム)とは
    GMS3(GPR Mobile Mapping System 3D)は、最新のセンシング技術とモバイルマッピングを融合した、次世代型の路面下空洞検査システムです。地中に潜む空洞や異常を高精度に「見える化」し、道路インフラの予防保全に貢献します。
    技術の特徴
    • 01
      3次元地中レーダシステム

      マルチチャンネルアンテナから電磁波を送受信し、地下約2mまでの空洞・異常信号・埋設物の位置情報をCTスキャンのように3次元で検出します。従来技術と比較して、広範囲の調査を短時間で実施できるため、効率的かつ高精度な診断を実現します。

    • 02
      モバイルマッピングシステム

      全周囲カメラと位置情報を組み合わせることで、公共測量作業規程の定める1/500精度の3次元移動計測が可能です。走行しながら道路周辺の地上情報を正確かつ効率的に取得でき、現地作業の負担軽減や調査の迅速化に貢献します。

    • 03
      地下と地上情報の一元管理

      地中レーダとモバイルマッピングシステムで取得したデータはGPS時刻で完全に同期されます。これにより、地下と地上の3次元情報を一元管理でき、高精度な3次元データベースの構築が可能となります。また、専用ビューアソフトや各種GISソフトとの円滑な連携も可能です。

    調査の流れ
    • 01
      計画
      業務が効率的かつ円滑に実施できるよう、事前に現地調査を行います。探査車両(GMS3)は走行可能か、空洞発生要因に推測される構造物がないかなどをチェックし、業務計画書をクライアントへ提出します。
    • 02
      GMS3による調査
      現地状況に応じた探査車両(GMS3)を用いて、現地を走行し調査を行います。車内にはPCを搭載しており、地下と地上のデータを同時に取得。空洞などの異常箇所を3次元化して検知します。
    • 03
      解析
      GMS3で取得した地下と地上のデータを解析し、空洞判定を行います。判断会議を実施し、熟練したレーダ解析技術者達の厳しい目で最終的な判断を下しています。
    • 04
      現地調査
      解析により発見された空洞を現地調査。ボーリング調査やボアホールカメラにより空洞の内部状況を確認し、空洞の規模や発生原因を探ります。
    • 05
      報告書作成
      調査・解析結果をもとに、報告書を作成します。報告書には空洞位置図や空洞ごとの危険度判定、発生要因と傾向・分析などを記載。紙の報告書に加え、専用ビューアソフトによる地下と地上の空間情報の一元管理データ(GMS3ビューア)も納品いたします。
    使用機器のバリエーション
    • トラックタイプ
      GMS3-Vhcl
    • 普通乗用車タイプ
      GMS3-Mobi
    • 軽自動車タイプ
      GMS3-Mini
    • 高深度タイプ
      GMS3-Deep
    • 電動アシストカートタイプ
      GMS3-Cart
    変換エラー!(research)へ戻る